『シン・レッド・ライン』(The Thin Red Line)は、1998年公開のアメリカ映画。配給会社は20世紀フォックス。監督はテレンス・マリック。1962年に出版されたジェームズ・ジョーンズの同名小説をマリックが脚色。太平洋戦争の激戦地となったソロモン諸島最大の島、ガダルカナル島の戦いを舞台に生死の狭間を生き抜く若き兵士たちの姿を描いた戦争映画。第49回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品。なお、小説『シン・レッド・ライン』は1964年にも『大突撃』の名で映画化されている。
監督:テレンス・マリック
出演:ジム・カヴィーゼル、ショーン・ペン、エイドリアン・ブロディ、ジョン・キューザック、ニック・ノルティ、ジョン・トラボルタ、ジョージ・クルーニー
・ prime video : シン・レッド・ライン (1998)
・ U-NEXT : シン・レッド・ライン (1998)
The Thin Red Line (1998) / シン・レッド・ラインのあらすじ
1942年、ソロモン諸島ガダルカナル島。アメリカ陸軍C中隊に属する二等兵ウィット(ジム・カヴィーゼル)はメラネシア系原住民に魅せられたかのように無許可離隊を繰り返していた。そんな彼を歴戦のつわものであるウェルシュ曹長(ショーン・ペン)は看護兵に配属した。さて、C中隊を率いるたたきあげの指揮官トール中佐(ニック・ノルティ)は、クィンタード准将(ジョン・トラヴォルタ)の見守る前で兵士を上陸させる。日本軍の守備隊がたてこもる内陸の丘の攻略にかかる中隊だが、敵の銃火の下、ケック軍曹(ウディ・ハレルソン)はじめ兵士たちは次々に命を落とす。焦るトールの強引な突撃命令を、中隊長のスターロス大尉(エリアス・コーティアス)は部下を無駄死にさせたくないと拒絶した。結局、丘は戦場にあっても故郷に残した美しい妻(ミランダ・オットー)の面影を胸に戦い続けるベル二等兵(ベン・チャップリン)の決死の偵察とガフ大尉(ジョン・キューザック)指揮の攻撃部隊の活躍でみごと陥落。トールはさらに奥の日本軍の本拠地も攻め落とさせた。作戦に成功した中隊だが、トールは命令に背いたスターロスを解任した。ひとときの休養の後、進軍を再開した中隊は今度はジャングルの中で日本軍に遭遇。看護兵から一兵卒に復帰していたウィットは自ら申し出て仲間3人で斥候に出たが、部隊をかばおうとして日本軍に包囲され命を落とした。ウェルシュは彼の墓の前にひざまづく。スターロスに代わり新たな中隊長のボッシュ大尉(ジョージ・クルーニー)が赴任したが、戦闘はなおも続く。ウェルシュやベルは様々な思いを胸に島を離れるのだった。
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